保護者の皆様、関係機関の皆様、地域の皆様、日頃より本校の教育活動の推進、発展にご理解、ご協力いただき、感謝申し上げます。
校長の三坂と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
本校は「元気で 仲良く たくましく」を校訓に、肢体不自由教育部門38名、知的障がい教育部門205名、総計243名の児童生徒が現在、そして将来の自立と社会参加に向け日々学習しています。我々教員は、児童生徒に対し、「指導」は的確明確に分かりやすく、「支援」はさりげなく目立たないように、を念頭に学校生活全般において子どもファーストを貫いていきたいと思います。
コロナ禍はまだまだ続きます。教育活動によって児童生徒の力を伸ばすことと、様々な触れ合いや体験を通じて世の中の温かさや時には厳しさを感じられるようにすることは必須です。しかし一方で生命の危険を回避することをどうすれば両立できるのか、今後も悩み迷い続けるでしょう。
しかし、得るものもあると確信しています。「コロナ」という敵に立ち向かう中で、児童生徒に命や健康の大切さ、を伝えることができます。当たり前の毎日が実はどれほど尊いことなのかに気付き、感謝できる機会でもあります。
教職員の仕事もその分増えますが、知恵をしぼり、いろいろなことを多面的に考え、話し合うことで、より強く団結できると信じます。教職員の力量をアップさせる機会が与えられているのです。
「物事には必ず表と裏がある。」とよく言います。いいことばかりではない、でも悪いことばかりでもない。どんなことでもそうです。今の現状もきっとそうだと思います。しんどい中で「よいところ」を見つけるという大切な勉強を我々は課されているのではないでしょうか。
今年も教職員全員で、時には迷いながら、時には間違いながらも、子どもファーストで向き合いつつ、子どもたちにとって最善の道を考えていきたいと思います。どうぞ見守ってください。より良い学校にしていくために、ご意見もください。子どもを中心に据え、保護者の皆様をはじめ、地域の皆様、関係者の皆様などたくさんの方々に関わっていただける学校になることを願います。
令和5年4月 築城特別支援学校長 三坂志のぶ