「性に関する指導」と聞くと、二次性徴を思い浮かべてしまうことが多いと思いますが、それだけではありません。トイレの使い方、着替え、整理整頓、感触遊び・・・、これらも「性に関する指導」のひとつです。
また、「はずかしい」という気持ち、快・不快など自分の気持ちを表現し伝えるということも、性に関する指導の一環と捉え、小学部の早い段階からの指導を心掛けています。こういった学習の積み重ねにより、将来「性被害者にならない」あるいは、「性加害者にならない」ことはもちろんのこと、「自分を大切にする人」を育てることを基本とした教育を目指しています。
本校では、次のような基本方針で、それぞれの実態や発達に応じた指導を、日常生活や授業の中で実践しています。
<本校の「性に関する指導」 指導目標>
○ 日常生活の基礎・基本的事項を身に付ける。
○ 自己の性についての認識や他人への認識を深める。
○ 児童生徒等の心身の発育・発達に応じた社会性や男女の豊かな人間関係を育てる。
○ 生命の尊さに気付き、将来を積極的に生きていこうとする意欲や態度を育てる。
○ 性に関する情報について適切な判断、行動ができる態度を養う。
学校と家庭が協力して、よりよい「性に関する指導」を行っていきたいと考えています。また、どのような授業が行われているか、随時ご家庭に情報発信できるように努めていきます。